藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
9月10日の阿佐ヶ谷住宅
もう取り壊されているかもしれない。いや、まだ健在かも。阿佐ヶ谷住宅が今どうなっているか気になって、昨日見に行きました。
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仮囲いとかはありませんでしたが、とても「健在」といえる状況ではありませんでした。住民の退去が進み、立ち退きの済んだ住宅の周りにあった緑地は坊主頭のように刈り込まれていました。豊かなコモンはもうだいぶ消失し、終わりの時が近づいているという印象です。
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もちろんまだここに暮らしている方もいらっしゃいます。
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秋の空は高いです。4階建てくらいなら、街に緑と建物が混淆するスカイラインができるのに……。6階建てマンション計画の見直しを求める周辺住民の運動は継続中のようです。
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★見比べてみてください → 本ブログ2005年の阿佐ヶ谷住宅の記事


※ このブログ内の阿佐ヶ谷住宅取り壊しに関する関連記事 → (1)(2)(3)

追記:再開発事業はいま動きを止めている状況です。計画見直し運動からコモンを尊重した建て替え案も生まれつつあり、新たな動きが生まれそうです。その動き、後々レポートします(09年10月11日)
text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2009-09-11 18:51 | Comments(3)
Commented by はる at 2009-09-21 16:49 x
はじめまして。
かってながら質問させてもらいます。
阿佐ヶ谷住宅が壊されないために、私には何ができますか?


実は私の住む多摩平のテラスハウスは壊されてしまいました。
テラスハウスには住んだことはないのですが、その近くの公園で
よく遊んでおりました。当時幼かったので、気がついた時には新しいマンションが建っており、とても悲しくなるのです。
このブログを読み私の住む町と重ねてしまい、人事では考えられずこの場をお借りして質問した次第であります。
Commented by cabanon at 2009-09-21 20:50

>はる さん

何ができるか?という質問には、僕としては正直、答えづらいです。

阿佐ヶ谷住宅の建て替え自体は、住民たちが賛成していることであり、外部の人たちがそれに反対するのは難しい状況にあります。

いま建て替えが延期になっているのは、建て替えにYESかNOかの問題でなく、「どう建て替えるか」の問題です。6階建て案に粘り強く周辺住民が反対しています。

全部残せとはいいません。一部でいいから、今と同じ緑地を残して、そこに若手建築家が21世紀の低層テラスハウスを建てるといった発展的な解消法があると思いますが、いろいろとねじれた関係が、そうしたことを難しくさせています。

すいません。ちゃんと答えにならなくて。
Commented by はる at 2009-09-22 22:46 x

状況について教えていただきありがとうございます。

壊されるのを見てるだけでは後悔しそうなので、
もう少し調べて、考えてみます!

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藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

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