藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
東京モーターショー
東京モーターショーに行ってきました。
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クルマが人で埋もれてました。

僕のお目当てはトヨタのi-swing。万博に出展していたi-unitを仕事で取材したのですが、それがどんなさらなる進化を遂げたのか、この眼で確かめるためです。
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ステージでのショーを見ただけなので細かい性能は分かりませんでしたが、i-unitに比べより直感的な操作ができるようになっているようです。車体がその名の通りスウィングしたり運動性能も上がっている。ゆっくり走るときは3輪、高速時は2輪走行になります。重心の位置制御で直感的に操ることができるそうです。ということはセグウェイのような倒立振子のシステムを使っているのでしょうか。確かめたい。
他にカタログにはAIを通じて他のi-swingとコミュニケーションができると書いてありましたが、どんなものか見ることはできませんでした。取材したいです。
ウェアラブルなクルマというかインティメートな移動体というか。どこまで進化するか。楽しみです。
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トヨタのブースのデザインは吉岡徳仁さん。空間構成や動線計画という意味でのスペースデザインには何も見るべきものがありません。というより、人が多すぎてさばくのだけで精一杯。そんなところに「わざわざ吉岡徳仁に頼みに来る人が期待するデザイン」を実現しろと言われても無理というものです。リフレクターウォールの不思議な透過効果で「もうひとつの世界」へ広がりを求めたのはある意味正解かもしれません。
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最も美しいクルマだと思ったのはBMWコンセプトZ4クーペ。「白銀の彫刻」というキャッチコピーに異論はありません。
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ホンダの燃料電池車FCXが、近未来のクルマ社会のあり方の最も具体的な提案だったように思えました。独自のパッケージングで低床化され広々としたインテリア。家庭で天然ガスを原料に水素をつくり、それでクルマの燃料も、家庭の電力や給湯もまかなう燃料供給システムの提案──。実現してもらいたい未来です。
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にしても、なんでクルマ好きの人たちは、下の写真のようなイメージが好きなんでしょう。
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ホンダのSPORTS 4 CONCEPT。技術は先進なのでしょうが、イメージとしては時代がストップしています。燃えろいい女? 世良公則&ツイストか? 今なら萌えろいい女で、メイド・コンパニオンとかのほうが、やってくれるなと思ったのに。

マツダのコンセプトカー「先駆」。先駆なのにロゴが時代を逆行していました。
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text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2005-11-04 10:48 | Comments(0)
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Profile
藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

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