藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
Real Whiteboard
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12月10日のトークの打ち合わせのために秋田道夫さんの事務所にうかがいました。事前にいただいたメールには「インパクトのあるアパートなのでカメラを持ってくることをおすすめします」と書かれていました。

代々木上原の木造の賃貸アパートです。「こんな空間でもデザインってできるんですよ」と秋田さん。デザインへの批評です、この空間自体が。ミースの椅子、アルバースの平面、バウハウスのポスターなどが配され、デザインへの愛も満ちています。
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秋田さんのウェブサイトのコラムWhiteboardの名の由来の大きなホワイトボードが壁に掛けられていました。かたちと言葉の生まれる場所です。アイデアを共有する場です。もとはテーブルの天板だとか。「消え残るのがいいだよね」と。
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マーケットでは、デザインは生まれては消え、生まれては消えを繰り返します。何十年も売られ続ける商品はごくごく僅かです。秋田さんちのホワイトボードは、そうしたデザインのサイクルのシンボルのように思えました。消えるけど消え残る。何かが残って次のアイデアにつながる。このボードはきっと秋田さん自身でしょう。デザイナーという仕事がうらやましくなる、そんな仕事場でした。
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トーク、面白くなりそうです。
text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2005-11-29 21:54
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Profile
藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

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