藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
ひとりごち
「寛容」こそ民主主義の要だと信じています。

他人の自由や平等を認め、対話を重んじ、共に生きる知恵を育むことは、すべて「寛容」の精神から生まれると思っているからです。

インタラクションデザインは「対話」
ユニバーサルデザインは「平等」
エコロジーデザインは「地球環境との共生」

それぞれ私たちが暮らす社会の基本的な価値を表すものです。

寛容のデザインとは何でしょうか?

「寛容」は「戦争」の反対語です。
イラク戦争中でも平和なアメリカ。
現代では「平和」が「戦争」の反対語ではありません。

なんか最近、社会が寛容さを失ってきているような気がする。

「下流社会」なんて哀しいタイトルです。
上から見てるから下なんです。

いつかまた、アンタッチャブルな階層でも作る気なのでしょうか。

ユビキタス社会だって──寛容なきユビキタスは地獄です。
ジョージ・オーウェルの「1984」ですから。
text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2005-12-13 20:21 | お気に入りの過去記事
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Profile
藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

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