藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
ひとりごち03
見えない「政治」を暴き出したり、世の中に新しい価値や生き方を投げかけることだけが「闘い」ではなくなってきている。

寛容でありつづけることも「闘い」です。

寛容な批評はぬるい批評ですが、
寛容を実践することは厳しいことです。

人の響きを聴くには心を澄ましてなくてはなりません。
共鳴ってそんなところが生まれるんだと思います。

シンプリシティというのは単一の美を他人に押しつけることでなく、
心を真っ平らな水面のようにピュアにして、他人の響きを待つことなのかもしれません。
ピーンと静かに真っ平ら──その姿勢を保ちつづけるのは試練です。

寛容とシンプリシティ──。

たまたま訪れた前田ジョンさんのブログで、サム・ヘクト氏と会った話を読んでそう思いました。
text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2005-12-16 00:07 | お気に入りの過去記事 | Comments(3)
Commented by usuyama at 2005-12-17 04:30 x
藤崎様

いつもブログ拝読しております。John Maedaの名前を見て即反応してしまいました。先日パリのカルティエ財団ミュージアムにて彼の作品に初めて触れ、以降、ものすごくインスパイアされまくっているのです。あんなに「毎日見ていたい」と思う作品に出会ったのは初めてです。(DVDとか出てるのかな?)
Commented by cabanon at 2005-12-17 12:34
>usuyamaさん
さっきAmazonで検索したら、DVDとか出てないみたいですね。CD-ROMとか買えるみたいだけど古い。作品が古いという意味でなくて、CD-ROMだから収録作品が限られています。彼のサイトで動画作品を見たほうがいいと思います。http://www.maedastudio.com/index.php

書籍なら『MAEDA@MEDIA』(デジタローグ刊 2000年)という分厚い作品集がとてもいいです。Amazon.co.jpで買えます。NYだとどうなるのだろ?
もう一冊本が出ているようですが、それは未読。

取材したい人です。その時の写真はぜひ。
Commented by usuyama at 2005-12-22 09:43 x
藤崎様

Maeda情報をいろいろと教えていただきありがとうございます。さっそく「MAEDA@MEDIA」購入します。
そして、ぜひ一緒にMaedaさんに会いに行きましょう!来年には実現させましょうね。
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Profile
藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

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