藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
TAKEO PAPER SHOW 2006
青山スパイラルへ竹尾のペーパーショウ(15日まで)に行きました。人がたくさんで満足に展示品を見ることができませんでした。会場の動線が全く管理されていないから、人がブラウン運動状態。人は前からも後ろからやってきます。

10組のクリエイターがこの展示会のために作成した作品は、紙の豊かな表情を使って細やかな気配りを丁寧に表現した、もてなしの心に溢れた作品が多かったのですが、会場構成はホスピタリティが欠如してました。毎年のことだから混雑は予想できたはずなのに、展示に人の流れをコントロールする配慮がないのです。

作品をきちんと解説してくれる竹尾の社員はいましたが、来場者が多すぎて解説してくれる方が立っている位置さえ確保できません。

来場者の数と会場の広さがアンバランス。作品に込められたホスピタリティとバーゲンセールの会場のような居心地の悪さもアンバランス。今年のテーマは「UNBALANCE/BALANCE」だけど、こういうアンバランスはいただけません。

じっくり見られなかったので、一番印象に残ったのは会場内に流れたこのアナウンス。「シンポジウム会場にお忘れ物がありました。17インチディスプレイをお忘れの方、いらっしゃいましたら……」。どうやって忘れんの?
text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2006-04-15 17:55 | Comments(2)
Commented by toshi at 2006-04-16 20:28 x
僕も最終日、閉館直前に滑り込みました。
人込みで作品どころではなく、閉館のアナウンスが流れても
満員の場内は人が減る気配がほとんどありません。
もはやモラルもなく、作品は触られ放題、
説明の社員も首がまわっていませんでした。
展示物は興味深いだけに、次回こそ期待です。
Commented by cabanon at 2006-04-16 21:38
>toshiさん
閉館間際はもっと大変なことになっていたのですね。
来年は会場を変えたほうがいいでしょうね。1階から3階へ行くのにたくさんの人が2階のショップを経由してた。ショップとしては有り難いだろうけど、ショウとしてはヘンですよね。

ペーパーショウ自体、一企業の展示会以上の意義と影響力を持つデザインイベントになってきたのだから、竹尾の方々は大変だろうけど、今後のことはいろいろ考えてもらいたいですね。
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藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

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