藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
ハンカチ
d0039955_10202592.jpg
中原淳一(1913〜1980)はハンカチを3枚持ちなさい、と言いました。一枚は手を洗った時使うもの、二枚目は食事の際、膝の上に置く、三枚目は顔の汗を拭うのに使う。ひとから「ハンカチを貸してください」と声を掛けられた時に汚れたハンカチは差し出せない、と言うのです。

ハンカチは、単に手を拭く道具でなく、清潔感という価値観を他人と共有しあうコミュニケーションの道具です。伝える道具としてうまく使わないと素敵になるはずが不潔なったりキザになります。ハンカチ王子がもし「僕はいつも3枚持ち歩いています」とさり気なく発言したら、ハンカチはきっと完全復権するでしょう。

と言う僕は、小学校の頃ハンカチを持ち歩くのがイヤで、ズボンで手を拭いてばかりいました。
text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2006-08-31 10:20 | Comments(0)
<< ある意味、クリスト GKスピリット >>


S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
Profile
藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

Twitterもやってます!

*当ブログの奥座敷
KoKo Annex

ライフログ
最新のコメント
以前の記事
カテゴリ
ブログジャンル
リンクについて
当サイトはリンクフリーです。
お気軽にリンクして下さい。

本ブログの記事と写真の
無断複写・転載を固く禁じます。




Copyright 2005-2016 Keiichiro Fujisaki All rights reserved
本ブログの記事と写真の無断複写・転載を固く禁じます。