藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
コモン
個でもない公でもない空間。個人の所有物でもなく、国や地方公共団体など「お上」が管理するわけでもない、共有の空間──「コモン」が気になって、「コモンシティ船橋」を見に行きました。『コモンで街をつくる』という著書もある宮脇檀建築研究室が、積水ハウスのために基本計画を行い、1984年に竣工したもの。ごく普通の住宅街の中にある小さな一画です。簡単な計画概要とプランは【こちら】を見て下さい。
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非常によい状態です。コモンを作ることで、住民の美しく住まうことへの意識が高まるようです。
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駐車スペースをいかに美しく見せるかが現在の一戸建ての街並みづくりにおける最大の問題ですが、駐車場とコモンとの関係が非常にうまく解決されていました。。
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ベンチもあって、なんか憩いの空間です。
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でも変な人がウロウロするのでしょう。あっ僕もそうか。長髪の中年がカメラを持って歩いてるんだから。現代の都市空間では、外に開かれたコモンは成立しづらいのかもしれません。


下は別の通り抜けです。
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「ここはコモンです。通り抜けの際にはマナーをわきまえていただけるようお願いいたします。」という看板で、みんなが理解しあえるような世の中になればいいのに。でも、今は無理ですね。コモンとか言っても「?」ですから。「私有地です」という立て看板で、住民が自分の環境を守るのは仕方がないことだと思います。
text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2006-09-06 19:16 | コモン | Comments(0)
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Profile
藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

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