藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
高過庵
現在発売中のCasaBRUTUSで藤森照信さんのインタビューを担当しました。面白いですよ。藤森さんのルーツを聞くといった内容です。実家のある長野県茅野にうかがって、茶室「高過庵」(たかすぎあん)と、藤森さんのデビュー作「神長官守矢史料館」を見て、そのあと諏訪大社前宮を訪ねました。歴史が濃密に詰まった場所です。縄文時代から続くその裏日本史とでも言うべき歴史が展開された場所です。一見ホントふつうの田舎の光景なのに。いや、ふつうじゃないから、異形の藤森建築が建ったのかもしれません。
d0039955_0462993.jpg
d0039955_0263123.jpg
d0039955_0191193.jpg

*******
下の写真は諏訪大社前宮の御柱です。神長官守矢(じんちょうかんもりや)史料館から車で数分のところにあります。諏訪大社4社のうち最も歴史の古いものとされています。
d0039955_0155630.jpg
d0039955_03744100.jpg
d0039955_1213178.jpg
前宮本殿の裏手にある大木。見たことのないような大きな藤の木が絡まっています。
d0039955_1244289.jpg
囲いがあったのは藤の木のほうでした。つまり、神木は藤の木? 大蛇のようです。この地には蛇体信仰があったことを考えれば、そうか、藤は蛇のことです! ということは、僕はヘビ崎。富士山はヘビ山?

*******
再び高過庵と神長官守矢史料館のあるあたりへ。
d0039955_0371990.jpg
d0039955_033996.jpg
あちこちに祠があって、御柱が結界を作っています。上は、一般道から神長官守矢史料館へ至る道の脇の祠。
d0039955_0494198.jpg
d0039955_0465642.jpg
神長官守矢史料館です。ここにも柱が。
d0039955_0471855.jpg
立っている石にも何かが宿っています。高過庵の奥にあるお墓ですけど、重森三玲の庭の石のようです。
d0039955_040388.jpg
この石の向きにも意味があるそうです。諏訪大社の現人神の家と、筆頭神官の家の確執が……。神官の呪術を封じ込める石……、そんな話はCasaには書きません、書けませんでした。
text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2006-11-28 00:16 | Comments(2)
Commented by toshi at 2006-11-28 02:58 x
インタビュー拝見しましたよ!
しかし、あれにそんな裏話がったとは・・・。
そんな話こそ聞きたかったです!
Commented by cabanon at 2006-11-28 14:40
>toshi さん
この話はとても深い。書けなかったのは僕の知識がまだ足りないせいもあります。このあと、Casaの編集者との縄文ツアー(ホントは次号ミュージアム特集)はまだまだ続くのですが、それはまた雑誌が出てから書きます。
<< マッシブチェンジ ? 天使のショッピングバッグ >>


S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
Profile
藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

Twitterもやってます!

*当ブログの奥座敷
KoKo Annex

ライフログ
最新のコメント
以前の記事
カテゴリ
ブログジャンル
リンクについて
当サイトはリンクフリーです。
お気軽にリンクして下さい。

本ブログの記事と写真の
無断複写・転載を固く禁じます。




Copyright 2005-2016 Keiichiro Fujisaki All rights reserved
本ブログの記事と写真の無断複写・転載を固く禁じます。