藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
UDの定義を自分なりに考えてみました
ユニバーサルデザイン(UD)とは、使用者の能力という「変数」に対して、使いやすさ(ユーザビリティ)という「解」の差を最小限に抑える「関数」(=機能*)を作り出すデザイン。

*functionには関数と機能という意味がある。

ここで言う「解」とは、あくまで使いやすさ(ユーザビリティ)。この定義を満たした上で、親しみやすく、愛着を感じさせたり、感動を呼び起こしたり、創造性を引き出すといった感情や感性に関する要因を引き出せれば、UDの質は高くなる。ただし感情や創造力がもたらす結果については、逆に個人差があることを良しとする。

ICCのための原稿を書いているうちに思い付いたことですが、文脈上削ってしまった。UDを関数として定義すると、思考が広がります。で、ブログにアップしておきます。
text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2007-02-04 10:55
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藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

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