藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
南青山のモノル住宅
取材先のデザイン事務所へ行く途中、昨年クローズした IDEE(イデー) SHOP 本店の建物が完全になくなって、駐車場になっていることを知り、少し驚きました。そのおかげで岡本太郎記念館の外観がよく見える。
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おっル・コルビュジエのモノル住宅だ、と思って、家に帰って調べたら、コルビュジエのお弟子さんの設計でした。坂倉準三が、1953年に岡本太郎の住居兼アトリエとして建てたものです。

モノル住宅は、コルビュジエが1919年に提案したゆるかなヴォールト屋根(かまぼこ型屋根)が横に並ぶ姿に特徴があるコルビュジエの住宅デザインの原型の一つです。森美術館の展覧会で再現されているコルビュジエのアトリエも天井もゆるかかな円弧を描くヴォールト天井でしたから、坂倉は師匠のアトリエを思い描いて岡本のアトリエを設計したのかもしれません。駐車場に建物が建つのはきっと時間の問題でしょうから、外観を鑑賞するなら今のうちです。

で、岡本太郎記念館に寄って「タナカカツキの太郎ビーム!展」(7/29まで)を見る。岡本太郎の描きかけのキャンバスに、アニメーションを投影した作品が面白い。
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アトリエで撮った写真。「大衆に親しまれた」という意味で、太陽の塔に並ぶ太郎デザインの名作ですね、これは。
text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2007-06-15 11:01 | Comments(0)
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藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

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