藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
デザインより安全???
安全までデザインして「デザイン」です。こういう「デザイン」という言葉の使い方はやめてほしいです。見た目やオリジナルの造形性が、デザインではありません。「デザインに安全への配慮が欠けていた。安藤さんもそれを認めて改修した」って書けばいいじゃないですか。
d0039955_1814137.jpg
記事を最後まで読むと(上のスクリーンショットは記事の一部)、正確に言えば、デザインに「安全」というより「安心」への配慮が欠けたってことのようです。安心感の要求が、いまどきの親の過敏さから来るものか、もっともなものなのかは、現場を見ていない僕には判断しかねます。

※Link / 東京新聞ウェブサイトの当該記事へ

2年前も朝日新聞の記事で、「デザイン」が似たような使い方をされて、このブログでコメントしたことがあります。
text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2007-09-21 18:10 | Comments(3)
Commented by mfd_s at 2007-09-22 10:52
はじめまして。私もこの使い方、とっても気になります。でも一般的にはこういう使われた多いですよね。だからユニバーサルデザイン とか、差別化する用語が出てくるのでしょうね。。。。。
Commented by cabanon at 2007-09-22 21:29
> mfd_sさん
ですよね。
日常会話で、「外観=デザイン」で「あのバッグ、デザインいいよね」って
言うのは、別にいいと思うんですが、
影響の強いメディアが、こういう使い方はしてほしくないです。
デザインの意味はアメーバのように広がったり狭まったりして
正しいデザインの定義はないですが、
デザインの意味を単に狭めるようなことはしてほしくないです。
差別化だけのデザインとかつまんないですし。

mfd_sさんがブログで触れていたIH調理器の話も考えさせられますよね。
「安全をデザインする」「安心をデザインする」という視点が
もっと広く浸透すればいいと願っています。
Commented by mfd_s at 2007-09-23 19:37
私も見ていませんが、やはり打ち放しは問題ありと思います。
世界の安藤ならば! 過敏な親でも納得の、(そして保育園だからといって自然素材やパステルカラーを安易に使うのではない)「デザイン」を示してほしかった、という気がします。。。
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藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

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