藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
津端修一さんのインタビュー記事
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本日(10日)発売の『Casa BRUTUS』2月号で、阿佐ヶ谷住宅の設計者の津端修一さんを取材した記事を書いています。レーモンドに影響を受けた話や、増沢洵らと逆スラブ構造の中層集合住宅の基本設計を作った話など、面白い話を津端さんが語ってくれました。

阿佐ヶ谷住宅のコモン──津端さんの言う「得体の知れない共有スペース」と、300坪のうち250坪をキッチンガーデンと雑木林にして120種の野菜と果実を育てる津端夫妻の現在の暮らしぶりが、重なって見えてくるはずです。80歳超える老夫婦の美しい暮らしは、まさにグレースフル・デグラデーションです。

相変わらずCasaは情報量が多くて、この記事を探すだけでも大変ですが、真ん中あたりの87ページから。ぜひご一読ください。

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あと、『建築雑誌』1月号の特集「建築雑誌は必要か?」に「建築ブームを仕掛けた雑誌のビジネスモデル」という記事を寄稿しています。『BRUTUS』『Casa BRUTUS』が仕掛けた建築ブームとは何だったのかを分析して、専門誌とCasaの役割は違うんだって話を書きましたが、字数が足りなくて、今でも書き足したいことがたくさんあります。この問題は根深いんです。
text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2008-01-10 10:06 | Comments(4)
Commented by ガラスアート屋の丁稚 at 2008-01-11 10:17 x
先日チャペックの『園芸家12カ月』を読んで改めて土に触れるってほんとに大切なんだな~と思っていました。
津端さんご夫妻のたたずまいは、こどもっぽい連想で恥ずかしいですが、絵本の「ぐりとぐら」と重なります。
Commented by cabanon at 2008-01-11 11:53
>ガラスアート屋の丁稚さん
チャペックって園芸マニアだったんですね。
知らなかったです。すっかり「チャペック=ロボット」というイメージだったので。早速、『園芸家12カ月』、アマゾンで注文してみます。

うん、確かにぐりとぐらに近いかも、
Commented by はしば at 2008-01-11 15:00 x
昨年の横浜国大の修士論文の文献(引用?、参照?)に、ついに『Casa BRUTUS』が登場したそうです。
Commented by cabanon at 2008-01-11 15:21
>はしばさん
そうですか。10年前『Casa BRUTUS』の立ち上げの頃、まだ編集者もライターも建築に詳しくなかった頃、コルビュジエや北欧の建築デザインやバウハウスの特集とかする時、監修者を立てれば、情報は正確になるけれども、編集主導の頁構成が出来なくなるので、無理してでもとにかく自分たちで調べて、情報提供者のネットワークを海外に張り巡らせて、現地取材して、専門誌とは違う方法論で、情報の精度を高めていったプロセスを思い出すと、少し感慨深いものがあります。
でも『Casa BRUTUS』自体は参考文献を明記するのは必要最小限にしているし、書き手のクレジットも英文表記だけで、基本的に「学術文献」に利用できない構成にしている雑誌です(つまり、本来するべきことをしていない)。それを引用するのもどうなのか、と微妙で複雑な思いがあります。
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Profile
藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

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