藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
超高齢社会
調べものをしていて、こんなデータに出くわしました。

2052年、日本の65歳以上の人口は40%を超える。国立社会保障・人口問題研究所の推計(出生中位・死亡中位)です(「日本の将来推計人口」2006年/平成18年推計より)。

55年には40.5%。ということは今20歳の人たちが老人になったとき、日本は「超」が二重につくような超高齢社会を迎えているということ。2005年の65歳以上は20.2%。つまり今より老人が倍以上になっている。高齢社会というと、僕(現45歳)が老人になったときが最高潮なのかと勝手に思い込んでいたのですが、僕が70歳のとき(2033年)の65歳以上の人口は32%。まだまだそれから老人の割合は増えていくのです。

65歳はまだ老人じゃない世の中になっているかもしれません。が、同研究所の推計によると2006年の75歳以上は9.6%。2050年には24.9%。つまり今は75歳以上は10人に1人ですが、2050年には4人に1人になるのです。

一方で日本の人口は減っていきます。同研究所の調べによると、2050年の日本の人口は9515万人。2005年は1億2776万人ですから、かなりの減少です。

このままじゃいけない、私たちの老後を支える子どもたちをつくろうと、若者たちがガンガン子づくりに励めば、状況は変わっていくしょうが、やっぱり一家に子ども5人6人は当たり前というのは、ありえそうな未来ではないですね。

で、国連のHPへ。2005年の人口は61億2412万人。2050年の推計は91億9128万人。日本は激減。世界は激増。かなり考えさせられます。
text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2008-05-01 21:37 | Comments(4)
Commented by tabotaboy at 2008-05-01 21:41
こんばんは。

人口比率の問題は日本にとって重大ですね。
それはさて於き先の事が気になってカレンダーをめくってしまう事
が良くありますが。
自分を媚びる事無く生きられたら良いですが・・・
自然からの恩恵を受けて健やかに暮らせたら嬉しいです。
Commented by cabanon at 2008-05-01 22:57
> tabotaboyさん
確実な未来がそこにあるわけではなく
未来の推計は推計でしかないですが、
過去のデータからこのまま行くぞヤバイというのは
確実に分かると思っています。ダイエットもいっしょなんで。
ああ、ヘンな波に乗ってるぞ、と思ったら、
別の波に乗り換えられるようにしないと。
いい波に乗って未来へ行ければ、自然からの恩恵も受けられる。
今の時代って、波を乗り換えるのをみんなが恐れている。
この波、僕らをひどいところに連れてくんだろうけど、
でも乗り換えるのはコワイ。そっちのほうがリスクがありそうだと。
なんかみんなそんなことを思って、
他にもっとあるはずの未来への波を見ないようにしている。
感じ始めれば、もっといい波があるはずなのに。
僕はそう思っています。
Commented by at 2008-05-02 03:24 x
こんばんは。ちょっと気になったことが……。

21%超えると超高齢化社会ではなくて超高齢社会ですね。
たしか昨年、日本は超高齢社会に突入したはずです。
高齢化社会と高齢社会は、aging societyとaged societyの
訳語の違いだと習いました。

ちなみに高齢社会対策基本法が施行されたのは1995(96?)年。
この法律の理想は今どれくらい達成されているのでしょうか。
Commented by cabanon at 2008-05-02 08:36

>は さん
ご指摘ありがとうございます。3カ所訂正しました。

タイトルの「高齢化社会→超高齢社会」
本文中の「超高齢化社会→超が二重につくような超高齢化社会」
本文中の「高齢化社会→高齢社会」

勉強不足でした。


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Profile
藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

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