藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
DAGODA
フリーペーパーを作っています。名前は『DAGODA』。ダゴダと読みます。アメリカの州の、サウスダコタとかノースダコタって変な名前だよなって思って、頭に浮かんできた名前です。けど、あっちはダコタ(DAKOTA)。こっちはダゴダ。濁点3連発です。

DAGODAという単語に辞書に載っているような意味はありません。しかし思いは込めています。GO DADA!──ダダで行こうぜ! 20世紀初頭の前衛芸術運動ダダイズムの実験的精神を、未来を見ることを忘れた21世紀に蘇らせようというメッセージを込めたネーミングです。

雑誌を実際に作っているのは学生たちです。法政大学大学院システムデザイン研究科の美学意匠論を授業の一環です。アートディレクション&デザインは東京藝大の松下計研究室に依頼しています。市ヶ谷と上野を結ぶコラボレーション企画です。

僕自身は2月から動き出して、授業は4月に始まって、ようやく6月終わりくらいになって形が見え始めました。なんて悠長なことを言っておられず、8月後半には印刷完了・納品の予定です。

5月あたりは眠れない夜が続きました。本来は講師が一人でしゃべっていればいい講義で、雑誌を作るなんて、はたして学生たちはついてきてくれるのだろうか。クオリティや面白さに関して、どこまで学生と認識を共有できるだろうか。僕はあくまで非常勤講師。ゼミ生を抱えている教授という立場ではないので、学生に無理強いは出来ない……。

学生と雑誌を作っていると知り合いの編集者に話をすると、たいてい「学生がねえ…」てあまり興味のなさげな視線を返されました。それがひどく悔しくて。絶対アリエナイレベルのもの作ってやるぞって思いました。そんなこんな、原稿書きと重なったせいもあり、この2か月はジムにも行けない日々が続きました。(先週末から筋トレを再開しました。やっぱり筋肉痛は最高の友です)。

みんながよく頑張ってくれています。今はワクワク感でいっぱいです。かつてない面白いものが出来そうです。内容はtakramや櫻井圭記さんの公開インタビューや、津村耕佑さんの特別取材など盛りだくさんです。きっとアリエナイレベルへ行けそうです。あとは、印刷代を大学側がどこまで出してくれるか。明日がプレゼン。頑張ります!
text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2008-07-08 18:14 | Comments(2)
Commented by ハタ at 2008-07-08 22:36 x
私が学生のときを思い返してみると、
社会の仕組みとか何も知らなかったけど
その分、ピュアなパワーを持っていたと思います。

「学生」って社会人から見るとなにかと下に見られがちですが
実際知らないことやわかってないこともおおいのですけど
結構良いもの作れると思います!

学校からお金、もらえると良いですね。プレゼン頑張ってください!
Commented by cabanon at 2008-07-10 14:34
>ハタさん
エール、有り難うございます。
プレゼンもうまくいきました。
学生たちのチカラってデカいです。
いっしょに長くいるとパワーを吸い取られてしまって
ヘトヘトになるときがありますがw
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Profile
藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

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