藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
DRAFT展最終日です(終了しました)
本日(30日)19時閉廊です。(終了しました)
会場では土曜日だけで『デザインするな』が104冊売れたそうです。
3,990円の本を、この日は6人に1人が買ってくれました。スゴイことです。

展示はすべて見ようとすると、1時間以上かかります。

映像展示も素晴らしいのですが、本を売る仕組みが会場内にきちんと出来ているという点も鑑賞のポイントです。

B1Fでは、本から抜粋が壁に書かれています。展示はすべて映像です。会場では実体のあるのは本だけです。すると、ついみんな本を手にとってくれます。本を売るにはまず手にとってもらうこと。これは基本です。

仕事の量が半端ではないので、1時間いても見切れないので、作品はあとで本でチェックするかとか、壁に書かれた言葉が気になるから、本を読んでみようと思ってもらえる。

お客さんの滞留時間が長いから、いつでも会場にはたくさんの人がいる。賑わいもさりげなく演出されています。

そんな仕組みを宮田さんがつくっているです。お客さんとしっかり手をつないで物を売る仕組みを構築するドラフト流仕事の流儀が、展覧会を見ながら、感じとることが出来る。ここがポイントだと思います。

あと半日ですが、お時間のある方はgggに足を運んでみて下さい。天気もいいですし、ぜひ。
text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2009-03-30 11:42 | Comments(4)
Commented by 山本侑樹 at 2009-03-30 19:55 x
閉廊30分前に行ったら展示会ではありえないような混み方をしてましたよ。注目度がすごいです。宮田さんもびっくりしてました(笑)

そして本も買いました。楽しみに読ませていただきます。
Commented by cabanon at 2009-03-30 20:58
>山本さん
うわっ、そんな混んでいたのですね。
来てくださった方が窮屈な思いをしてたことを考えると、
少し心苦しいです。
1か月の会期というのは短いのかもしれませんね。

あの社会人との対話の会は、本を書くにあたって、
ものすごく大切なものになりました。
最後に書いたパッシブの話も、
あの会で宮田さんが語ってくれたことです。
いいエネルギーがクルクル回ってくれた──そんな感じでした。

本当に感謝しています。
Commented by SiZ at 2009-03-31 05:49 x
金曜の夕方に少しだけお邪魔したのですが、やはり混み合っていました。
確かに壁の文字は気になったのですが、映像に集中している人の前を遮って読む訳にもいかず。本からの抜粋と書かれているのを見て「ここじゃ読めないし、買って読むしかないか…」と思わされるという、少々思惑とは違うであろう負のパワーを感じてしまいました。
gggの狭さゆえ仕方ない面もあるでしょうが、"壁に"書く必然性はあったのかな?とあれからずっと考えています。(手っ取り早く紙でもいいじゃないか、と思っていたのですが、なるほど、手に取れる物は避けていたのですね。)

負のパワーにせよなんにせよ読みたいと思った事に違いはないのですが、でも…やっぱり学生にはお高いのです…!
ごめんなさい、恐らくはまず学校の図書館で読ませていただくことになると思います。なるべく早く買えるといいのですが…。
Commented by cabanon at 2009-03-31 08:45
>SiZさん
たくさんの人に買ってもらうのが最終目標でなく
たくさんの人に読んでもらうことが目標なので、
図書館でまず読んでもらえれば、それで十分です。
それで何かを感じてもらえれば、著者冥利に尽きるというものです。

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Profile
藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

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