藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
2005年 05月 12日 ( 1 )
text & photo by Keiichiro Fujisaki

 
1年前に撮った写真
去年の今頃、僕はバングラデシュにいました。正確には7日に発って12日の夕方に帰国。ルイス・カーン設計のダッカの国会議事堂の取材でした。それは全くアメリカ人が設計した建物に見えませんでした。またバングラデシュの建物にも見えませんでした。
僕はモダニズムの怖さにおののきました。モダニズムは、モダンではなく、インターナショナルでもない。近代的でも合理的でもない。ある強い魂を持つ人間に導かれ、モダニズムは生身の姿を現したのです。人間の意志の力を具現化せんとする果てしない欲望としての建築──。それは地域性や時代性も経済性も機能性も超えています。モダニズムとは“業”のようなものだと思います。そういえばこの感覚、ル・コルビュジエが手がけたインドのチャンディガールでも感じたものでした。
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上の写真は議事堂。下はカーン設計の病院。

text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2005-05-12 23:25


Profile
藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

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