藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
2007年 02月 13日 ( 1 )
text & photo by Keiichiro Fujisaki

 
工芸ニュースのバックナンバー
国立国会図書館に『工芸ニュース』を読みに行きました。コンピュータで検索すると、閲覧できるのは、1936年、41年、51年、54〜56年、61年のみ(間違いです。2/14記)。以前、人から、国会図書館には『工芸ニュース』のバックナンバーが揃っていないと聞いていたのですが、あまりに見られないので驚きました。(仕事に使う分は見られたのですが)。

『工芸ニュース』は1932年〜1974年に発刊された、日本のプロダクトデザインの歴史研究にとって最も重要で資料性の高い雑誌です。それが日本のあらゆる雑誌のバックナンバーがいちばん揃っているとされる国会図書館で見られないのは、おかしい。こんなことだから、デザイン史の研究が疎かになる。

蔵書は開放してこそ本当の資産になる。デザイン本のコレクターばかりが増える現状はどうかと思う。

どなたか!国会図書館に工芸ニュースのバックナンバーを揃いで寄贈して下さい。僕はJIDAがちゃんと買い集めて、寄贈すべきだと思う(JIDPOでもいいです)。「デザインの力」を啓蒙するデザインミュージアムも大切ですが、日本のデザイン史を研究する環境をきめ細かく整えることもとても大切です。
text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2007-02-13 23:08 | Comments(3)


Profile
藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

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