藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
2007年 11月 09日 ( 1 )
text & photo by Keiichiro Fujisaki

 
監督はクルマ好き!?
遅ればせながら東京モーターショー(11/11まで)に行ってきました。
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日産のGT-Rがえらく人気を集めてましたが、なんでそこまで人気かいまいち分かりませんでした。日産のブースを出ると、長身白髪の紳士に周囲の視線が集まっていました。
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うわっオシム監督。愛想笑いは苦手のようです。

今回は、癒し系のコンセプトカーが目立っていました。
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ホンダのPUYO。白い部分の外皮がシリコン(おそらく)で、触れると、ぷよッとしてます。世界初のHapticCarと言っていいでしょう。ホンダのブースの動線設計は×でした。人が流れません。

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シトロエンのCカクタス。21世紀のロココと名付けたい、癒しなインテリアです。

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日産PIVO2。楽しげでした。3人乗れるそうです。

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ひとり乗りのバイワイヤ(電子的技術でゲームコントローラのような装置を使いクルマを操作する技術)なら、トヨタの i-REALですね。愛知万博の i-unit 、05年のモーターショーに出展した i-swingと来て、 i-REAL。リアルってたぶん「もうすぐ現実」ってことでしょう。実車への道のりを確実に歩んでいるようです。
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トヨタはRiNという、癒しをテーマにしたコンセプトカーも発表してました。人の気分を読み取る操作インターフェースを搭載しているようですが、机上の提案という感じが否めませんでした。ストレスフリーというのなら体感できないと。

番外編・癒し系はコレでしょう。
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光岡自動車の大蛇[オロチ]。しゃべりそうです。大平透さんの声を希望。滝口順平さん、いや若本規夫さんもいいかも。

マツダは今回も、我が道を行くクルマ彫刻をやってました。
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きらいじゃないです。続けてください。

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三菱のi MiEV。家庭用コンセントにコードを差し込んで充電するEV(電気自動車)です。掃除機のように後部からコードが引っ張り出す。前部にはファンがついていて風力発電もするそうです。

単純に、えらくカッコイイと思ったのは、「カーボンファイバー使ってます系」のドイツ車2つ。
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アウディR8。カーボンファイバーを見せつけてます。

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BMW Concept Series1 tii。黒い部分がむき出しカーボン。見せつけまくりです。
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ドアミラーまでカーボン。


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ヤマハのSakuraも良かった。1950年代のGKの原点に還ったようなデザインです。(ヤマハのバイクはスクーター系以外、ずっとGKが手がけています)。Vエンジンの構造には得体の知れない官能性があります。V-MAX以降のGKのバイクデザインは、人間の身体と一体化させる方向で、その官能美を強調してきたように思いますが、Sakuraは理知的な構造美としてVエンジンを見せています。剥き出しの官能美もバイクらしくて魅力的ですが、抑制の利いたモダンな官能美もいいものです。

モーターショーはもはや見本市とかトレードショーじゃないですね。まさにショーです。クルマを魅せるエンターテインメント。製品に関して、開発スタッフにいろいろ質問して、理解を深めるって感じの展示会じゃないですね。けっこう楽しめました。
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VWのブースでは宙づりの女性が生で歌ってました。誰もクルマを見ていません。
text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2007-11-09 23:14 | Comments(0)


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Profile
藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

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