藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
2009年 09月 01日 ( 1 )
text & photo by Keiichiro Fujisaki

 
8月最終日
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8月31日、台風の中、最終日の、お台場ガンダムを見てきました。服はビショビショ、靴はドロドロになりましたが、やっぱ見といてよかったです。スケールは大仏とか観音像。ガンダムは高さ18mで、奈良の大仏(15m)よりは大きく、高崎の観音(42m)や牛久の大仏(100m)よりは低いのですが、その姿を見るだけで御利益のありそうな大きさです。

で、姿形は戦国武将の甲冑。しかしプロポーションは近代的です。近代というか消費文化以降の、モードな身体です。頭が小さく、脚が長い。戦国時代の鎧ってかなり頭でっかちなんです。

色彩はまさしくモンドリアンの新造形主義。基調は青、黄、赤の三原色。それに無彩色つまり白、黒、灰。

日本的な原型と近代・現代が交じり合っているせいか、ガンダムはお台場に馴染んでいました。日本を欧米の侵略から守る砲台が設置された「お台場」であり、その後西洋を受け入れて船が行き来した地でもあるのですから。

それに比べてお台場の自由の女神は何度見ても違和感があります。取って付けた感のある「自由」というか本物じゃない「自由」というか。なんかそれも社会を象徴しているようで。
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そのあと「サマーウォーズ」を観ました。素晴らしい映画です。アニメにしかできない、魅力溢れるアニメ的リアリティが、これでもかって詰まっています。絵としてのスピード感とストーリーのテンポの良さで「ありえねぇーよ」ってところにリアリティを感じさせるのが、アニメ的なリアリティだと思ってます。生身の人間がビルから飛び降りたり、爆弾受けて生き返ったり、ひとつの家族で世界を救ったり。それをご都合主義という人もいるけど、リアルなシーンや会話と組み合わせて、ありえない設定や動きを「まっいいか、アニメだし、つうかなんかこの展開すごい」って思わせて、心の琴線をキュンとついてしまうのががアニメの魅力だと思うので。。。。いやいや堪能しました。

ようやく超忙しいモードから抜けられそうです。ボチボチまたブログも更新していきます。
text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2009-09-01 18:50 | Comments(2)


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Profile
藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

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