藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
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text & photo by Keiichiro Fujisaki

 
守旧派の牙城はモダニズム建築
衆院解散から一夜明け、日本の政局の中心に行ってきました。
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砂防会館。1957年竣工。取り壊された丹下健三の旧・東京都庁舎が竣工したのと同じ年です。かなり初期の日本のモダニズム建築と言えるでしょう。(誰が設計したかは調べましたがわが家の資料&ネットでは分かりませんでした。分かったらお伝えします)。決して名作などと言える建築ではありませんが、当時の最先端を行く建築であったことは確かです。

僕は、ただ、その隣にある、某出版社に打ち合わせに行っただけなんですが……。
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マスコミがやっぱり張り付いてました。解散後なのでいまいち盛り上がりは欠けてましたが、議員?がインタビューされてました。

砂防会館といえば、田中角栄の事務所があったところです。現在は亀井派(志帥会)の事務所があります。中曽根康弘元首相の事務所もあり、郵政民営化反対の主役の一人である綿貫民輔氏の事務所も5月にここに引っ越してきた。

砂防行政と郵政民営化反対──なんかきな臭いこの2つをつなぐのが、古色漂うモダニズム建築というのも意味深です。
text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2005-08-09 22:58
 
カチーナ人形が気になります
葉山に行ってきました。
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海水浴じゃありません。神奈川県立近代美術館 葉山で行われている「アンテスとカチーナ人形」展(28日まで)を見るためです。
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見とくべきです。なぜならカチーナ人形は20世紀のデザイナーやアーティストに強い影響を与えた人形だからです。

展覧会は2部構成。第一部はドイツの芸術家ホルスト・アンテスが収集した北米先住民族ホピ族のカチーナ人形79点。第二部は絵画を中心としたアンテスの作品62点が展示されています。つまり、民俗人形コレクション展と、現代芸術家の回顧展の二本立てになっているのです。
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左がカチーナ人形。右がアンテスの作品

僕の興味はカチーナ人形。アメリカ南西部の砂漠地帯に暮らすホピ族が作る精霊たちの人形です。

僕が最初にカチーナ人形のことを知ったのは、チャールズ&レイ・イームズの記事を書いていた時のことです。有名なイームズ夫妻の自邸イームズ・ハウスにカチーナ人形が数体飾られている写真を見て、そのユニークな姿形に興味を惹かれました。

イームズ邸のカチーナ人形は、おそらくアレキサンダー・ジラードの影響です。ジラードは建築家でありテキスタイルデザイナーであり、イームズ夫妻の友人でもありました。彼は世界中の民芸品の収集家としても知られ、1万点に及ぶコレクションは現在ニューメキシコ州サンタフェにあるMuseum of International Folk Artに寄贈されています。ジラードのコレクションはアメリカ先住民族の民芸品だけではないのですが、ジラードのファブリックには明らかにカチーナ人形から影響を受けたデザインがいくつか存在しています。

そんなとこまでが、僕のカチーナ人形の知識でした。ですから今回の展覧会は発見だらけ。しっかりカチーナ人形のことについて勉強させてもらいました。

出品作はホルスト・アンテスの世界最大といわれる約800点のコレクションから選ばれたものですが、会場の作品のクレジットを丹念に見ていくと「マルセル・デュシャン旧蔵」「マックス・エルンスト旧蔵」というものがありました。いかに20世紀の先鋭的なアーティストやデザイナーがカチーナ人形を愛していたかが分かります。
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ミュージアムショップで買ったしおり

ま、とにかく見に行って下さい。どれも幸せそうな顔してます。アフリカの木彫人形などと違っておどろおどろしくない。マンガのキャラみたいなのもあります。鬼太郎の目玉のオヤジだろっというのも現れます。

二部のアンテスの作品はあまり興味が持てず、駆け足に見てしまいました。ちょっと礼を欠いたかも。だってアンテスさんには優れたホピ族の人形をたくさん見せてもらったんだから──。感謝です。

あっそうそう、海水浴客といっしょの時間帯に帰るとヒドいことになります。日曜日だったんで夕方5時の帰りのバスは超満員&渋滞でした。
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by cabanon | 2005-08-08 17:56
 
花ブ〜
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駒沢オリンピック公園には、通称「ぶた公園」という児童公園がある。1年ぶりくらいに公園に行ったら、ブタがかわいく化粧してました。
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木が鬱蒼と茂っているためちょっと暗めの雰囲気だったのだが、カラフルなペインティングで児童公園全体が明るくなった。塗り替え前も確かペインティングしてあったが、地味な配色でほとんど記憶に残っていない。
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駒沢公園には他に「りす公園」と「うま公園」がある。いずれも、遊具や手すりやベンチが大胆なカラーで塗られている。けれど、この「ぶた公園」のペインティングが一番ゆるくてマッタリしててイイんです。
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りす公園にもブタがいるが、こちらはペイントされていないので、古代の石像のよう。コワッ。公園遊具ってかなり奇怪なものが多い。センスのあるペインティングは“不気味”を“かわいく”蘇らせる!
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【関連リンク】
公園遊具についてはこのサイトの情報がスゴいです。公園遊具博覧会。まずはこのサイト内の「公園遊具写真集」をご覧あれ。
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by cabanon | 2005-08-04 00:20
 
潮ふけ! デザインタイド
Design Tide in Tokyo 2005の説明会&立ち上げパーティーに行ってきた。デザインタイドは昨年まで毎年5回にわたり開催されたTokyo Designers Blockを引き継ぐかたちで、行われるデザインイベントだ。

11月2日〜6日まで、都内のインテリアショップ、セレクトショップ、ファッションブティックなどで、家具、インテリア、プロダクトを中心としたデザイン展示会が、同時多発的に行われる。デザイナーズブロックを企画運営した黒崎輝男氏は「アンダーグランドに潜ります」と、アドバイザリーボードのメンバーとしてバックアップに回り、アドバイザリーボードの代表はインテリアショップCIBONEの横川正紀氏が務める。
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企画趣旨を語るCIBONEの横川氏

パーティーは盛況だったが、説明を聞いても、デザインタイドの概要はいまいち把握できなかった。

本日アナウンスされたことは、CIBONE、collex、hhstyle.com、IDEE、IN TOUCH、WISE WISE、SEMPRE、TIME&STYLE、UNITED ARROWSなど、青山、渋谷、原宿、恵比寿、六本木、目黒など合計50か所のショップが会場となり、メイン会場は設けないこと。カンパーナ兄弟、トム・ディクソン、マルセル・ワンダース、NENDO、形見一郎、クライン・ダイサム・アーキテクツらが参加を表明していること。カンパーナ兄弟が来日してブラジル大使館で展覧会を行うこと。今年は日本でイギリスの100%デザインが開催される。デザイナーズウィークと100%デザインとどう連動するか、そのあたりもまだ模索中とのこと。

ま、でも、ルイ・オオタケ設計のブラジル大使館の中で、カンパーナ兄弟の作品を見られるだけでもいいかも。

Design Tide 公式サイト
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by cabanon | 2005-08-03 22:18
 
デザインって何だろう?
新宿駅東口にて。
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by cabanon | 2005-08-03 00:54
 
P.K.ディック・ロボット
フィリップ・K・ディックのロボットがシカゴで展示されていたと朝日新聞の朝刊にあった。
気になるので調べてみた。プロジェクトの概要はこのページ。

ダラスのHanson Roboticsが制作したもので、生前のディックそっくりに作ってある。ITmediaニュース6/27の記事によると「ディックの作品1万ページから言葉を選ぶプログラムを使って訪問者のコメントに答える」だそうだ。

「インターネットを知ってますか」と言ったら「ああ、グノーシス文書のことか」とか、「ブッシュはどうですか」と問うたら「《帝国》は消滅することはない」とか、「ご機嫌いかが」って言うと「流れよ、涙」とか、「昨晩は何の夢を見ましたか」と訊いたら「その質問に答えるのは飽きたよ」とか答えてくれるのだろうか。
text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2005-08-01 22:44


Profile
藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

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