藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
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Tear Drop for the Children
昨日の吉岡徳仁さんのトークイベントで、吉岡さんが最後に触れた新作照明「TearDrop」(ティアドロップ)のネット限定チャリティ販売。僕の紹介の仕方が分かりづらかったので、リンク貼っておきます。

10/30〜11/23の期間中にA246Galleryのウェブサイト内で「Tear Drop」を買うと、利益がNGO「セーブ・ザ・チルドレン」に寄付されます。ここ以外のショップで買っても値段は同じですが、寄付はされません。一個44,100円。僕は買います。買いました。
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展示はウインドーディスプレイのような感じ。ここに行ってもチャリティ用のものは買えません。
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by cabanon | 2008-10-31 18:21 | Comments(3)
 
禁酒の理由
最近ブログの更新が滞っているのは、この会社の本の編集&執筆の仕事をしているからです。
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代表の宮田識さんのインタビューはすでに20時間を超えて、まだやる予定です。他に現スタッフ、OB、外部の方々計16名のインタビューのインタビューをこなし、後2名。こちらも16時間くらいやっています。作品集です。でも読み物としても充実させるつもりです。いい話をたくさんしていただいています。「ディレクター道」を勉強をさせてもらっているので恩返ししたいという気持ちです。あとは素直に伝えるだけ。本は2月に出て、3月にgggでドラフト展が開催されます。

ドラフトのHPのPHILOSOPHY欄に掲げられた文章が熱いです。熱さは本物です。取材していてヒシヒシと感じます。北方謙三の『水滸伝』を読み始めたのも宮田さんの影響。どちらも熱い。熱さを伝えるために頭はクールに。入稿が終わるまでは禁酒です。
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by cabanon | 2008-10-29 15:56 | Comments(3)
 
SoCa2008
10月30日(木)、吉岡徳仁さんと対談をやります。対談と言っても正確には僕は聞き手、「セカンド・ネイチャー」のコンセプトを中心に語っていただきます。先日打ち合わせをしましたが、面白い話になりそうです。

10月30日 16時〜17時30分 新国立美術館3階講堂。お申し込みはこちらから。すでに多くの参加申し込みが来ているそうなので、お早めに。
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by cabanon | 2008-10-23 15:37 | Comments(0)
 
かたち
都現美の「ネオ・トロピカリア:ブラジルの創造力」(1/12まで)のオープニングへ。アトリウムのエルネスト・ネトのインスタレーションをクッションに座って眺めていたら、来日中のあの人が…。
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展覧会面白かったです。現代美術作家に混じって、ルイ・オオタケやリナ・ボ・バルジといった通好みの建築家の仕事も見られます。併催のブラジルで色をハンティングしてテキスタイルを制作した藤原大(イッセイ・ミヤケ)とカンパーナブラザースの家具とのコラボ展、もうひとつの併催展のサンパウロで撮った森山大道の写真もよかったです。モノクロなのに祝祭感があるんですよね。
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by cabanon | 2008-10-21 23:46 | Comments(2)
 
五感イメージ──五感の像(かたち)
FASHION / GRAPHIC展(10/24まで)がよかったです。銀座の(新橋駅のほうが近いけど)クリエイションギャラリーG8で開催されているグラフィックデザイナー、植原亮輔さん、菊地敦己さん、平林奈緒美さんによる展覧会。彼らが手がけたファッションブランドのショーの招待状やコンセプトブック、パッケージ、DM、ポスターなどが展示されています。

植原さんが手がけるシアター・プロダクツのグラフィックや菊池氏のミナ ペルホネンのグラフィックなど平林氏のメザニンブティックのグラフィックなど、ブランドの世界観が単に視覚化されているだけでなく、手触り感とか記憶とか小さな驚きとか、情緒的な感覚をともなって表現されていることに「21世紀の東京の現在」を感じます。

イメージって視覚だけでなくて、五感を含めてイメージなんですよね。植原さんのコーナーには音楽CDの展示もあったし。イメージは本来視覚的なものですから、視覚を超えたイメージとか五感によるイメージって言葉は矛盾をはらんでいます。誤用と言う人も入るでしょう。

しかし何かを想い起こしたり、頭の中に思い浮かべる時に、視覚的なものだけが喚起されるわけではありません。五感が動員されて情緒的なものがひとつの像を結ぶ時がある。それが五感イメージです。合理的にはイメージは視覚ですが、情緒的にはイメージは人の感覚が脳の中につくりだす像(かたち)です。

そうした五感イメージ──五感の像(かたち)で、世界観を構築するのって、日本人お得意の作業という気がするんです。確証はありません。気がするだけです。

展示デザインもステキです。展示品を標本箱風の木箱に入れています。イメージがサンプリング(標本化)されていますが、視覚イメージにとどまらないから、どこかで見た何々風という感じに終わっていません。

コンピュータのサンプリングはコピペして加工して簡単にできますが、3人の作品にコンピュータを感じさせるものはありません。感じるのは「手の痕跡」です。サンプリングしながら、「手」を浮かび上がらせるところに僕はグラフィックの現在を感じるわけです。

その後、パナソニック電工(パナデンとか呼ばれるのでしょうか)の汐留ミュージアム村野藤吾展(10/26まで)を見に行って、また五感がつくりあげるイメージのことを考えました。

村野の装飾は、単なる装飾だとは思いません。単なる装飾とは、見るためだけのもの。村野のそれは、空間に足を踏み入れた人の五感を起動し、情緒的な像(かたち)を浮かび上がらせるための装置。五感によって起ち上がったイメージが、実体としての建築空間と重なり合うんです。像と形がせめぎ合い──。厳しいデザインです。研ぎ澄まされている。凛とさせられるイメージ。ゆるさを好む現代人は忘れかけたものを思い出すかもしれません。
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by cabanon | 2008-10-17 20:30 | Comments(0)


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Profile
藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

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