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藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
品がありません
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なんなんですか、この怪文書みたいなデザインは。
謝罪広告なんでしょ?
本日の朝日新聞朝刊を見て、開いた口が塞がりませんでした。

こういう時こそ、襟を正したデザインが必要です。

行間が詰まりすぎ。余白を使うという意識が皆無。ワープロのプリントアウトそのまんまという感じです。謝罪広告という難しい広告なのだから、見識の高いデザイナーを起用してほしい。べつにもっとオシャレにしろとか言っているわけじゃありません。いかにもデザイナーがデザインしました、というのはかえって逆効果です。

しかし、背筋をピンと張って、一字一字心を込めて手書きした謝罪文に匹敵する、文字レイアウト(タイポグラフィ)はできるはず。抑制を利かせたり、誠意を伝えるのもデザインです。

都合のいいときだけ、いかにもデザインしてますって広告を出すなんて最低です。こういう時こそ「品性」が問われます。デザインは品性を表現する力です。
text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2006-03-15 10:41
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Profile
藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

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