藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
Robots in Robot
東工大へ「先端ロボットの世界」展を見に行きました(7/30まで)。大岡山キャンパスは近所なので散歩がてらにフラフラと──
生物の動きや形からインスピレーションを得た、4足、6足、ヘビ型ロボットなど、人型ロボット(ヒューマノイド)とは一線を画して発展してきた東工大のロボット研究の軌跡と現状を概観できます。
ロボットの展示会をこまめに行っている方には、以前どこかで見たものが多く、刺激に欠けるでしょうが、子どもたちを連れて行くと大喜びでしょう。
僕としては広瀬研究室のヘビ型ロボットがウツボのように水中を泳いでいるムービーを初めて見てビックリ。去年、愛知万博にロボットを見に行ったけど見逃していたようです.
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広瀬研のローラーウォーカー。1994年

会場は先日亡くなった篠原一男さん設計の「東京工業大学百年記念館」。かつてガンダム建築と揶揄された建物です。ハイテク建築と呼べるかもしれませんが、見るたびにガンダムにはちっとも似てないじゃんと思ってました。
でも、ほらっ、なんか広瀬研のロボットにイメージがつながります。人型ロボットではありません。森政弘名誉教授の時代から脈々とつながる東工大伝統のロボットのイメージなんです。そんな空間でロボット展を見られるだけでうれしかった。外観の鈍重さに比べて、内部は軽やか。意外と良かったです。
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text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2006-07-27 20:28
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Profile
藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

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