細分化を繰り返す傾向がテイスト。
統合を目指す傾向がスタイル。
テイストは受け手の趣味の傾向。
スタイルは作り手の表現の傾向。
絶え間なく細分化し多様化する受け手の趣味の傾向から、スタイルが生まれ、統合を指向し、スクールとなり、芸術運動となり、時代様式となる。
表現者のスタイルは基本的にひとつ。表現の幅を広げることは大切だが、ブレは禁物だ。その表現者が受け手となる時は、テイストはいくつも持ってもよい。今日は中華、明日はイタリアン…みたいなもの。好奇心の源は枯らしてはならない。
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1年前に書いた「スタイルとテイスト」の話は
こちら。