藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
CEATECで気になったもの
幕張メッセへCEATEC JAPAN 2007(〜6日/土まで)を見に行きました。デッカいテレビはサクッと流して、センサーやインターフェースなどの最新技術をじっくり見てきました。
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ロームの開発した有機EL搭載のLSIです。画面が小さくて何チャンネルか区別がつきませんw
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レンズを通して見た画面。写真はピンぼけしてます。肉眼だともっと高精細に見えます。

アルプス電気のブースはいろんなセンサーがあって見てて飽きませんでしたが、中でもこの直接触れなくても静電を検出するシステムに可能性を感じました。
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手を前に傾ければヘリコプターが前に進み、傾ければ曲がります。黒い台にセンサーがあるのですが、通常の静電センサーは人体に直接触れないと感知しません。この技術では宙を浮いた手の静電容量を検出できます。加速度センサー内蔵のコントローラーを身につけなくても3次元の動きを検知し、体感ゲームが可能になるってわけです。

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コニカミノルタのホログラム技術を使ったメガネ型ディスプレイ。画面を見ながら実世界も見えるシースルーで、しかもレンズとディスプレイが一体化されています。重さは27グラム。画角を大きくしようとすると、レンズを厚くする必要があるので、画像のサイズは小さめです。でも、「電脳コイル」のメガネに一歩近づいたという感じです。

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ドコモの電子ペーパーを使ってキーの表示を変える技術。数字がアルファベットになったり仮名やカタカナになったします。僕のようなケータイメールにいつまで経っても慣れない人間にはウレシイ技術です。

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電子ペンがおもしろかったです。スウェーデンのアノト社の技術を使って、マクセルが製造しているデジタルペン「ペンイット」。(写真は山形大学工学部のブースで撮ったもので、ペンは最新型ではありません)。基本はボールペンです。絵や文字を書くとき、特別な電子機器を使っているという使用感はありません。が、その絵や文字がそのままがBluetoothでパソコンに送信されます。紙は専用紙を使います。紙に極小のドットが印刷されており、ペンの赤外線センサーがドットのパターンを読み取って、文字や絵の形をペンが記憶します。圧力センサーも入っていて筆圧も検知します。

マクセルのブースでは医者のカルテ用のシステムを、山形大のブースではeラーニングのシステムを提案していました。クイズ形式の講義とか、その場でスケッチを描かせて大人数で講評し合ったり、授業で使えると楽しいかも。

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キヤノンのビデオ型シースルー・ヘッドマウントディスプレイは、CGがリアルタイムで背景と一体となって現れます。マーカーが印刷されたこの白い立方体を手でディスプレイを持って眺めると、目の前の箱が下のようにコピー機に見えます。高精細と手軽さに驚きました。
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そのほか印象に残ったのは、NECの人の顔から年齢・性別を認識する技術。監視カメラを使って、リアルタイムに人の年齢がわかるので、マーケティングなどに利用できるとのことです。僕はピッタリ40代男性と当てられて、やや複雑。もう若く見えない…。でも、僕と同い年くらいの男性が20代女性とかなってましたけど。たまにそういうことがあるそうです。

INFOBAR2は一見の価値ならぬ、一触の価値があります。それと、ソニーのRollyは想像以上に小さかった。ウェブ上の写真だけ見て勝手にラグビーボールくらいだと思い込んでました。インターフェースは斬新です。踊りのデモを見るだけ通り過ぎてしまいそうですが、これから行かれる方は、インターフェース(操作方法)の説明までしてもらうことをおすすめします。
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で、帰りの京葉線の車内で見つけた広告。
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ザ☆モダニズム、、、、、、神父はコルビュジエのそっくりさん。支配人は微妙にミース似。ウェディングケーキは第三インターナショナル記念塔、、、、、だったりして。
text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2007-10-04 12:13
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Profile
藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

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