藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
竜王駅に行ってきました
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日曜日(4/8)、山梨県甲斐市のJR中央線・竜王駅へ。甲府の隣駅です。安藤忠雄設計の新駅舎が3月24日オープンしました。
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ガラスの回廊から遠く背景に南アルプスと八ヶ岳が望めます。眺望がいいということは、即ち周囲に何もない。開発予定地のまわりはほとんど宅地です。朝2本この駅始発の新宿行き特急かいじがありますが、下りの特急は停車せず(停車するものもあると情報をいただきました/09年10年追記)、基本的には各停の駅です。正直、何でこの地の、この駅を安藤さんが?というロケーションです。
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カタチに圧倒的な力強さがあります。ガラスの回廊は居心地良い空間です。最近の安藤さんはカタチを消して環境と一体化させる方向の仕事が目立ちますが、実は、アブダビの文化施設やこの駅のようにカタチで勝負の仕事もやっているんですね。もちろん本当はカタチで勝負というほど単純でなく、強いカタチのランドマークをつくって、その求心力を利用して周囲の環境と建築を一体化させている、といったほうがいいのかもしれません。今回は第一期の完成。これから第二期として南北駅前広場が整備されます。
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隣の甲府駅前には丹下健三設計の山梨文化会館(下/1967年竣工)があります。山梨文化会館のどっしり感が、動かざること山の如しなら、竜王駅の透明感は、風の如しでしょうか。中央線の車窓から世界的建築家の秀作が連続で楽しめるようになりました。
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text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2008-04-08 11:57
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Profile
藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

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