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藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
ラクリ
ラノベも読みます。ライトノベルがあるのなら、ライトクリティークというのがあっていいのではないか。ライトノベルがラノベだから、ラクリ。

80年代に流行ったような、ドゥルーズとかデリタとかバンバン引用して、結局、ワタシこの本読みこなしましたという自慢が書きたいのかよ、って評論ばかりが、評論じゃないわけで。(ちなみに、難解な本の引用を多用すると、書き手の文才の欠如がごまかせる利点があります。読み手は、粗悪な文章を、わからないのは自分の勉強不足のせいと勘違いしてくれるからです)

軽いけど、浅くはない。深みがあって、どこかでスッ引っ掛かる。読んでも、頭は良くならないけど、視野を広げ、好奇心を刺激し、考えるキッカケはつくる──、そんな評論雑誌を考えているわけです。

人は頭を良くしてくれるものや、知識や情報を与えてくれるものには、お金を出します。コンプレックスを優しくつつけばいいわけです。でも、コンプレックスを刺激して売ってる本とか雑誌って、結局人と同じ情報を、ちょっと早めに知っておこう、今の時代に合わせた考え方を誰よりも先にしてみよう、ということですから、そこには評論なんてありえないですよね。

だから、スモールメディアでやろう思ってます。インディーズって言葉があるけど、インディペンデントとはちょっと違う。雑誌を出す主体はもちろんインディペンデントであるべきです。でも、内容は、個の表出でなく、つながりや共有から生まれるものでありたい。

コミケとか行くと、同人誌ってインディーズとは呼べないなと思うわけです。似たようなものがあるから、小さいもの、力のないものが生きていける。二次創作とか、縦にも横にもいろんなものがグチャグチャとつながって、重なり合っている。

単純に、スモールメディアと呼びたいわけです。
スモールメディアのライトクリティーク──目指すはここかな。
スモメでラクリ。いいと思いません?
text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2009-01-11 17:39
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Profile
藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

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