藤崎圭一郎のブログ。「デザインと言葉の関係」を考えます。

by cabanon
 
2009年 01月 01日 ( 1 )
text & photo by Keiichiro Fujisaki

 
謹賀新年
思わざれば花なり、思えば花ならざりき。
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マクロスFのアルト君のセリフです。歌舞伎の極意の言葉だそうです。ブルース・リーの名言「Don't think, Feel」に通じます。スターウォーズでルークがフォースをマスターする修業とか、アニメやSF映画で繰り返されるテーマです。

芸能も武道も商業化され拡大し、近代にどっぷり浸っていますが、その極意は今も非モダニズムです。2001年宇宙の旅とかガンダムとかAKIRAなどで繰り返される、人類が新しい能力を獲得して進化するという物語は、芸能や武術の極意を会得することの言い換えだったような気がします。

カタチの極意もきっとそれと同じはず。面白いのは、合理主義者といえども、手が自ずと生むものを大切にし、スケッチで描いたり、粘土を無心にこねることで生まれる「考えるな、感じろ」っていうカタチが、合理主義のカタチの大もとになることです。

「考えざれば合理主義、考えれば合理主義ならざりき」って姿勢から、極めてシンプルで、理に適ったカタチが生まれる。それが顕著なのが、建築を含めた現代日本デザインの面白さだと思います。細部に宿る神まで感じきって、合理主義が憑依するんです。

最近コミケネタばかりで恐縮ですが(本業のことは今書けないので)、今年もボチボチ頑張っていきます。本とか雑誌とかいろいろ出していくつもりです。本年もよろしくお願いします。
text & photo by Keiichiro Fujisaki

by cabanon | 2009-01-01 00:56


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Profile
藤崎圭一郎
Keiichiro Fujisaki
デザイン評論家。編集者。1963年生まれ。1990〜92年『デザインの現場』編集長を務める。1993年より独立。雑誌や新聞にデザイン、建築に関する記事を執筆。東京藝術大学美術学部デザイン科教授。

ライフワークは「デザインを言葉でいかに表現するか」「メディアプロトタイピング」「創造的覚醒」

著書に広告デザイン会社DRAFTの活動をまとめた『デザインするな』

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